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スキルス性胃がんで胃の3/4を切除をしても大丈夫!

2016年8月29日

2015年の春、ピロリ菌駆除をしなくては…と、初の胃カメラを決心してクリニックを訪問。
「最近出来たっぽい胃潰瘍があるので、お薬をお出ししますね。それから、念のため組織もとって検査しておきますね。」あぁ、ものすごくストレスフルな毎日が続いていたので、とうとう胃潰瘍ができたのか〜くらいに思っておりました。

そして、組織検査の結果を聞くために後日再度クリニックを訪問。問題がなければピロリ駆除のための薬を処方してもらう日でしたので、ピロリ退治をする気いっぱいで先生の前に座ると…

「う〜ん…悪い結果が出ちゃったんですよ…悪性でしたね…しかも、そのいわゆるがん細胞の中でも、一番たちの悪いやつで…」

と、その後もずっと説明が続いていたのですが、へ?はっ?嘘だ…、頭の中は一瞬真っ白になりました。そして、そのたちの悪い「スキルス性胃がん」についての説明では、「調べると怖い情報ばかりいっぱい出てくるのであまり調べないほうが良いと思いますが、ただ出来るだけ早く胃を2/3以上切除することになると思いますので、手術の出来る病院の中からどこで手術をされたいか、病院をとにかく早めに決めてきてください。」

その告知から約1ヶ月後に、腹腔鏡手術で胃を3/4切除しました。お陰さまで転移もなく初期ステージであったため、2週間ちょっとで退院、6週間休職期間後復職、術後半年でお酒もまた呑めるようになりました。たまにダンピング症状もありましたが、無事社会復帰してまたばりばり働いております。

スキルス性胃がんの情報をネットで見ると、低い生存率の話や、見つかってからの進行の早さなど、本当に怖い情報ばかり出て来ますが、私や、芸人の宮迫さんみたいに元気になっている人もいっぱいいます。どうぞ絶望せずに前向きに手術に挑んでいただきたく思います!

大昔だったら気づくこともなく失っていたかも知れない命…
医療の進歩や医療従事者の皆様に日々感謝しながら、この助けてもらった命を活かして、少しでも私なりに残りの人生で人の役に立てることをしていきたいと思います!

40代 女性