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子宮頸がんを経験してお伝えしたいこと

2016年3月15日

2014年12月、35歳で子宮頸がんと診断されました。
浸潤していたものの、進行期はⅠa1期と初期だったため、円錐切除術の後、子宮は温存したまま3ヶ月に1度検診に通っています。
私がお伝えしたいのは、定期的に子宮頸がん・体がん検査を受けることの大切さと、初期であっても悩むことがあること、そして今まで当たり前だと思っていたことの大切さです。

まず定期的な検査の大切さについて。私は何年も毎年検査をきちんと受けていました。必要であれば毎年の定期的な検査に加え、支持された通りに受診・検査を受けてきました。それにも関わらず、私の場合は軽度〜中等度異形成が見つかり、結果的に間もなく浸潤がんと告知を受けました。当初は、毎年検査を受けているのになぜ見つけてくれなかったの、と悲しい気持ちになりました。しかし、検査も人間の手で行われており100%ではないことを理解し、きっと見つけにくい何らかの状況であったのに見つけてくださったことに今は感謝しています。毎年定期的に、そしておりものや生理痛など気になることがあれば婦人科を受診してください。忙しい日々のその数時間が、皆さんと周りの大切な人を救うと思います。

術後、あまり病気のことは口にしてきませんでした。この病気について語ることに、私の経験は取るに足りないと感じていたからです。しかし、そんなことを言っている場合ではありません。初期であっても、不安な日々を過ごしますし確率は低くても再発のことを考えます。職場では理解のある人がほとんどでしたが、思いもよらぬ言葉や態度を示した人もいました。

しかし、そのような中気がついたこともたくさんあります。何気ない毎日や、いつもそばにいて当たり前になっている人の大切さ、人の心のあたたかさ、たたかう人の心身の痛みと勇敢な挑戦。

まとまりがありませんが、私のような経験でも皆さんと共有できればと思い投稿させていただきました。

(30代女性)