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Survivalを終えて(成井 奈津美さん)

2014年8月28日

夫と私のServivalは今年の6月に終わりました。
2012年1月に病気が発覚してから2年半の闘病生活でした。
病名は希少ガンのひとつである神経内分泌腫瘍、略してNETとか以前はカルチノイドと呼ばれていたものです。
10万に一人の珍しいガンで、アップルのスティーブ・ジョブズや流通評論家の金子哲雄さんなどが患われた病気です。
ジョブズはすい臓原発、金子さんは肺でした。
夫の場合は直腸原発、肝臓多発転移を状態で病気がわかりました。
すでに遠隔転移後だったため、余命を生活の質を落とすことなくいかに伸ばすか、余命をどう過ごすかということに重点をおいていたように思います。
肝臓の転移後、骨、脳、尿管、肺、胆嚢に転移しました。
そのため様々な治療を受けました、そばで見ていてよく頑張れたものだと夫を尊敬しています。
直腸の腹空鏡手術、肝臓塞栓術を2回、リニアック(外部照射)、メタストロン(内部照射)、脳外科手術、全脳照射。
夫は最期まであきらめることなく自分自身の人生を生ききりSurvivalを終了しました。
珍しいガンなので、何かのお役に立てればとブログを書いています。

成井さんのブログ「希少ガン、NetCancer」

まだ夫を失って2ヶ月ほどなので私自身の心の整理もついていませんが、私は私の人生をSurviveしなくてはいけないと思い始めているところです。

(成井 奈津美さん、40代)