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まさか私が・・・でも誰でも可能性はあるのです!(片桐 基博さん)

2013年9月25日

2012年の夏、得意先を出たときに強いめまいを感じて、そのまま道に倒れてしまい、大学病院のCCUに担ぎ込まれました。洞不全症候群と診断され、すぐにペースメーカーを埋め込む手術をし、何とか一命は取り留めた感じでした。
そしてその年の10月に主治医の勧めで、念のためにおなかの超音波検査をしたところ「3cm弱の悪性腫瘍が肝臓に出来ている・・・ステージⅡ」という信じられないような宣告を受けました。

親や兄弟、親戚にがんの人はいないし、何で私ががんに・・・目の前が真っ暗でした。もう死んでしまうのだろうか?どんな治療が出来るんだろうか?生存率は?残る家族の生活はどうする?など等、頭の中はマイナス思考でいっぱい。
幸い妻は気丈にも楽天的を装って接してくれたので、だいぶ気持ちが救われたと感謝しています。
私は、糖尿病や腎症などもあるため、手術が難しいといわれましたが、先生方に慎重にご判断いただいた結果、今年2月に切除手術に成功することが出来ました。
肝臓がんの場合は再発率が高いということを先生にも言われており、いつ又再発するかという恐怖心は一瞬たりとも拭いきれません。

私は、生命保険の代理店をしています。今回のことを契機とし、より多くのお客様にがんの予防検診をお勧めし、早期発見ならがんは治る病気だということを訴えていくと共に、万が一がんになってしまったときには前向きに治療に専念できるよう、保険で経済的なバックボーンをご提供できるようなご提案をしていくことが自分の使命だと思っています。
また、キャンサーピアサポートというがん体験者同士の支援活動にも興味を持っていますので、今後自分に何が出来るかを考えながら前向きに活動する機会を作って生きたいと思っています。

片桐 基博さん(50代、男性)