OCT 阿南里恵さんがん教育プロジェクト報告

がん教育プロジェクト～島根県浜田市の弥栄中学校

Over Cancer Together ではこれまで、サバイバーが声を上げることを支援するサバイバー・スピーカー養成講座としての「サバイバー・スピーキング・セミナー」、その声を医療者や行政関係、一般の方者等広く共有する場としてのフォーラム開催を行ってまいりました。このたびサバイバーの声を教育の場にも届けるためのプロジェクトを始動しました。

OCTでは2013年12月のサバイバーフォーラムでも、国に対して、省庁を超えた連携 による学校教育などを通してがんを正しく伝えることを要望し、当時厚生労働省 健康局がん対策・健康増進課長でいらした椎葉 茂樹氏より学校教育についても、「厚労省が主導ではないが文科省を応援して いきたい。」とコメントをいただきました（→詳細はCall to Actionをご覧ください）。2014年７月にはがん教育の在り方に関する検討会も設置され、がん教育推進のための準備が進められています。OCTもがん教育推進に貢献すべくこのプロジェクトを立ち上げました。

その第一回目として、７月３日金曜日に島根県浜田市の弥栄中学校を訪問いたしました。今回は先方のたっての希望で、東京大学医学部附属病院放射線科准教授中川恵一先生、日本がん・生殖医療研究会患者ネットワーク担当阿南里恵さんが講師を務められました。