感謝!

2015年4月16日

私は、36歳で乳がんになりました。発見は健康診断でしたが、少し前に交通事故に合い、治療に通っていた先生に相談したところ職場に近い乳腺外来のある病院を紹介して頂きました。このお二人の先生に出会え、何かと相談に乗っていただ事が、私の最初の不安を取り除いてくれました。手術跡も他の先生がブラボーと言う位、丁寧な手術でした。当時は、乳房再建は、まだ難しいときでしたので胸の半分くらい切除しましたが。退院後、数日で職場に復帰し、放射線治療、ホルモン注射治療は仕事をしながらとなりました。これができたのは、職場のすぐ近くに病院があったこと、電車通勤をせず家族が送迎してくれたこと、会社の上司、部下、みんなが協力してくれたことでした。治療期間中に会社で気分が悪くなっても、休める場所を作ってくれたり、体調が悪くてもそれを出さないようにしている私にみんなが気付き、さりげなくフォローしてくれました。また、女性としてどうなんだろうという不安も、お付き合いしていた方も何も変わることなく接してくれました。
がんにならなければ、周りの人たちのそういうやさしさや、大切に思ってくれる気持ちにも気づかなかったと思います。

実は、家族、親戚にも乳がん患者が多く、それぞれ違う病院にお世話になり病院や先生により、色々考え方が違うこともわかりました。病院を途中で変えてケースもありました。改めて、病院選びの大切さも感じました。
今も私の周りにもがん、難病と闘っている方がいます。治療の面では、信頼できる先生と出会うことが大切、そしてそれ以外は周りの人たちの協力が大切、そして自分の気持ちの持ち方も大切だと思います。
私は今、10年目の検査中です。再発の不安もありましたが、人間いつ何事が起きるかわからないから今を一生懸命楽しく生きようが私のテーマです。

(40代女性)