ホームに戻る > みんなの声を見る > テキスト > 孤独な戦い (麻衣子さん)

孤独な戦い (麻衣子さん)

2014年1月9日

私は32歳で悪性リンパ腫を発症しました。
1ヶ月程度のたうち回る腹痛に耐えるものの、病院事行ってもストレス性胃炎や便秘や子宮内膜症やらと病名をつけられ、原因不明。
最終的に小腸のリンパ節に腫瘍がある事で腸重積をおこし、救急搬送で緊急手術を行い、一命を取り留めました。
手術後は腸の回復が悪く、腸閉塞や敗血症を併発し、リンパ腫の治療にとりかかれたのは手術から2か月後の事。そこから半年間、入院と通院にて抗がん剤治療を行い、現在自宅療養中です。
治療中最も苦しかったのはうつ状態がひどかった事。人生に悲観し死んでしまいたいと思ったり、反面、死に直結する病気である事に怯え、死にたくないと夜中に1人で泣いたり。
そんな苦しみを周りに打ち明けても、そんな大げさなとかもっと気持ち明るく持たないと病気に勝てないと言われ、理解してもらえない気持ちに苦しみました。
そんな時、同じ病に苦しむ人同士で話せる場があったらどれだけ良かったかと思います。
抗がん剤治療中は、ずっと体調が悪く外に出られないので、家にこもりっきりになり、その環境がより気持ちを内向きにさせていたと思います。
なので、いつか、同じ病気で苦しむ人がネットや実際に会って交流を出来る場を作りたいと思っています。

(麻衣子さん・30代)